2003.10.W4

 回転寿司屋さんなんかに入るとついつい隣のボックスに座っているお子さまをいやらしい目で見てしまう今日この頃です、みなさんこんにちは。

 ごめんね、脳内でエッチなこといっぱいしちゃって(てへり)

 早いもので10月も最終週に入ってしまいました。ってなわけで、さっそく冬コミへ向けての開発が始まりました。次は『おれのなつやすみ』とは別の作品となります。

 今そのシナリオを書いてるんですが、その子たちの愛くるしさに書いてる本人がドキドキしちゃってます(苦笑) ってなわけで、期待して待ってくださいな。


 さて、今週はちょっと趣向を変えまして『さく小的フードファイト』をお送りしたいと思います。

さく小フードファイト

 以前、『豚珍汗』というお店をご紹介いたしました。学生時代、先輩に教えてもらって通った安定食屋です。

 みそおでんとふたり、今日はどこに食べに行こうか悩んでいたそのとき。

みそ「今日はどこにするみそ?」
苦魔鬼「そ、そうだ……忘れてた……学生時代食べに行ったと言えば……あそこがあっただろう」
みそ「……あっ!」
苦魔鬼「そう! 学生時代、ちょっと金に余裕があるときによく行った、あそこだ!!」

 学生時代、よく通ったのは『豚珍汗』ですが、もう一つ、お金があるときにだけ通っていた別のお店があるのです。

 そんなわけで、苦魔鬼とみそのふたりは、さっそく車を飛ばしますと、学生時代に通ったお店へとやってきます。

 このお店は『赤尾』。学生時代、リッチなときは必ず行っていたトンカツ屋さんであります。

みそ「またここに来ちまったみそ……また戦いのときが始まるみそ」
苦魔鬼「ああ……歳は食ってもまだ三十路前。まだまだ若いってことを見せてやるゼッ!!」

 そんな感じで息巻きながら、僕とみそは、勢いよく入り口のドアを開けて入っていきます。

 メニューはいたって普通です。とんかつ定食をデフォルトに、ヒレカツ、ロース、エビフライに牡蠣と、一通りそろってます。

 もちろんここはデフォルトのとんかつ定食で決定です。

みそ「やるぞっ! 今日はやるぞっ!」
苦魔鬼「うむっ! オレもやるぞぉっ!!」

 食事ができあがるまでの間、意味もなくテンションを上げるふたり。

 そして、やってくるとんかつ定食ッ!!

 一見するとごく普通のとんかつではありますが……。

 このとんかつ、キーボードで言うと左Ctrlから右Ctrlくらいまで、たっぷりとあります。もちろん厚さは3センチ!!

苦魔鬼「あ……あいかわらずでけぇ(; ゜Д゜)」
みそ「で、でも……食べきらないと怒られるみそ……」

 そうなんです。このお店、とんかつが特大サイズなくせして、食べきらないとおばちゃんが怒るんです(苦笑)

 そんなジャンボとんかつにレモンをちゅちゅちゅっと搾って、塩をざくざくふりかけて一口ぱくり。もちろんタレもありますが、このお店ではまず塩レモンで食べるのが常道なのです。

苦魔鬼「う、うめっ」
みそ「大きいくせに味もやたらうまいみそ」

 口の中に広がる、ジューシーな豚の味。分厚い分だけうまさがこもってる。

 普通、ボリュームで勝負のお店は味がいまいちなものですが、このお店はボリュームとうまさ両方を兼ね備えてます。おかげで普通のトンカツ屋さんでは満足できなくなっちゃいましたw

 そして、次に待っているのは……。

 き、来たっ! 山盛りごはん!

 っていうか、なんですか? こんな山盛り日本むかしばなしでしかお目にかかったことはございません(笑)

 ちなみに写真ではわかりにくいですが、茶碗は小どんぶりサイズです(泣)

 特大とんかつを食べるだけじゃなく、この山ご飯もクリアしなくてはおばちゃんに怒られるわけです。それがとんかつ赤尾の恐怖!

 適度にご飯をかきこみながら、分厚いとんかつをクリアしていきます。

 最初は塩レモンでおいしくいけますが、だんだんつらくなってきます。そんなときこそ備えつけのオリジナルとんかつソースの出番! 濃厚なソースがさらなる食欲をさそってくれます。

 そう、ついつい最初からソースをかけてしまいがちですが、それではダメ! 最初からソースでは中盤戦で気分転換できない分、後半にかけてかなりつらい戦いをしなければなりません。

 ちなみにこの辺から、もうおいしい食事というより、『戦い』の様相を見せ始めます(苦笑)

 そしてもう一つ、われわれの前には大きな山が立ちふさがるのです。

 それはこの、山盛りキャベツ!!

 高さ10センチを越えるこの山盛りキャベツを完食せねばならないのです。もちろん残すと怒られます(笑)

 ちなみにこのキャベツが赤尾最大のくせ者。だいたい最初はとんかつから攻めて、ごはん→とんかつ→ごはん→とんかつ……と交互に攻めていくものですが、そうなるとこの10センチ山キャベツが残ってしまうわけです。これをどう攻略ルーチンの中に組み込んでいくか、それが赤尾攻略のポイントとなります。

 ちなみにみそおでんは、学生時代、とんかつに箸をつけるよりも先にキャベツを完食してしまう『キャベツ掃討作戦』を得意としておりました。

 しかし、そこは数年ぶりの赤尾。ついついキャベツを忘れてしまい、後にごっそりとキャベツが残ってしまいます。

 ここからが本当の戦いです。お腹が「もうムリだよぉ」と泣き言を言い出しはじめてからが本当の勝負なのです。

 キャベツにソースをぶっかけ、ごはんに絡めてかっ込む『キャベツごはん作戦』によって着実にクリアしてゆきます。それでも学生時代と違ってだいぶ食が細くなってしまったのか、かなりの時間を要してしまいました。

 赤尾の他のお客さんは常連さんばかりらしく、驚くほどの短時間でジャンボトンカツをクリアしていきます。

 結局は、お店の昼休みに食い込むまでかかってしまいました。

 それでもようやくトンカツを攻略する苦魔鬼。

苦魔鬼「ふふふ……まだまだ若い頃の体力は健在だぜ!!」

 だが、そのとき!

みそ「ギ……ギブ……」

 ギブアップです!! みそおでんが口の中いっぱいにキャベツを詰め込んだままギブアップです!

 なんと皿の上には、キャベツが半分も残ってます。危険です!

おばちゃん「お兄さん、ちゃんと食べなきゃダメじゃない!!」
おばちゃん「なんで最初に少なくしてくださいって言わないの!!」
みそおでん「す、すびばせぇぇぇん……」

 おばちゃんに怒られるみそおでん。ざまぁみろです(笑)

 しかしこの後が大変。胃いっぱいにとんかつを詰め込んだものだから、さぁ大変。身体中の血が消化のために胃に総動員です。おかげで食後が眠いのなんの(苦笑)

 もし行く機会がございましたら、できるだけ大事な用事のない日に行くことをオススメいたします。

そんなわけで

 今週はジャンボとんかつ『赤尾』をご紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか。

 訪れてみたいという方は、とんかつ赤尾で検索していただければ、すぐに場所はわかると思います(東京の八王子方面ですので、なかなか訪れにくいとは思いますが)。

 あなたも一度は「赤尾フードファイト」にチャレンジしてみてはいかが?

また来週〜(・∀・)

2003.10.W3

 次に生まれ変わるとしたら、なりたいものは「赤いランドセル」な苦魔鬼轟丸です。みなさんこんにちは。

 ちなみに次点で「女児パンツ」、その次は「クマのぬいぐるみ」ですね。

 ランドセルはパンツに比べて密着性ないんじゃ? と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、いいですか? ランドセルはね、少女とともに6年間を過ごすんですよ? 園服を脱ぎすてたばかりの愛くるしい小学1年生のときから、おっぱいがふくらんでブラを付けようかどうしようか悩んじゃったりする小6まで、その少女の時をずぅっと共にするわけです。ああ……そんなランドセルに私はなりたい。


 と、キモい妄想をぶちまけたところで(笑)、今週の日記でございます。

 今週はみなさまからのお手紙にお答えする「ょぅι゙ょにおまかせ☆」のコーナー!

 ……っつっても、一通しかないんですが(苦笑)

ょぅι゙ょにおまかせ☆

日記を読ませていただいた限りでは、苦魔鬼さんは重度のロリコンの様ですが
そういった方は同年代の女性には(;´Д`)ハァハァできないものなのでしょうか?

ちなみに私はょぅι”ょは2Dのみで、同年代・年上もOKで男女問いません。

 えー……本音を言ったら、皆さんが退きそうで怖い質問でございますw

 まぁ、いいか。どうせ、苦魔鬼キモいとか思われてるだろうしー(笑)

 それでは、真面目に答えさせて頂きます。


 僕の場合は、やっぱり女児にしかハァハァできません。

 昔、学生時代、友達に某有名AV女優の流出裏ビデオってやつを借りたのですが、一度も使用することなく返してしまいました(苦笑)

 っていうか……抜けませんでした(ぉ

 現実の女性にハァハァはかなり難しいです。

 んで、その辺はアニメ絵なんかでもおんなじ。やっぱりおっぱいが大きい女性に対してはほとんど反応いたしません。ただ、アニメ絵の場合はその縛りが若干緩い感じで、場合によっては中、高校くらいまでオッケーだったりすることもあります。

 たぶん、絵の場合はデフォルメ技法によって「ロリっぽく」なってたりしますんで、それで僕の食指も動くってことなのではないでしょうか。


 ロリータに関しては、アニメ絵も3次元もオッケーです。

 というよりむしろ、(ロリの)嗜好対象としての目覚めは3次元の方が先だったため、今でもやっぱり3次元の方が優先されている感があります。

 町で可愛い女の子を見かけると、その子を想ってエロ〜いことを考えちゃったり。

 過去ログ消えちゃいましたが、3月の日記に、

>しとしとと雨降りしきる中、ピンクの傘にレインコートを着たランドセル姿の児童を見て、

 というのがあったりしますが、この時、妄想していたのがコレ。

 本当に、脳内の妄想を形にしているだけだったりしてw


 んで、この場合は、3次元の女の子を見て、妄想して、それをゲームで表現するというパターンをとってるので、脳内の段階では3次元だったりしますが、一から妄想する場合でもやっぱり脳内では3次元であることが多いです。

 Close2U シナリオを書いていたときは、僕の脳内では完全に3次元でした。

 今でも、朝焼けのビーチで鈴音の髪がべったりと彼女のほっぺたに張り付いてる様をはっきりと思い出せます(笑)

 そんなわけで、僕の場合は、まず3次元の少女・幼女にたいして欲情するという性癖があって、その次に2次元もイケるという属性がついてくる感じです。


 というわけで、なんだかとりとめのない回答になってしまいましたが、重度のロリコンさんは個人差こそあれ、だいたい同じではないかと思われます。

 そしてもうひとつ、そんな人の多くはなんらかの形で「妄想を表現」することで、自分の中の欲求を抑えている面があるのではないでしょうか。

 僕も今の仕事についていなかったら、かなりマズいことになっていたんじゃないかとときどき思うことがあります(苦笑) ある意味、天職ですねw

 つまり、ハッキリ言えるのは、うちのゲームはみなさんのためにではなく、僕のために作っているということです(ぉぃ!

 ってなわけで、むりやりな小オチもついたところで、ここいらでしめさせて頂きたいと思います。お後がよろしいようで(笑)

そんなこんなで

 長々と僕の性癖についての話をしちゃって申し訳ございません(苦笑)

 来週はもちっと笑える話をご提供……できたらいいな(笑)

 ってなわけで、今週はここまでっ!

また来週〜(・∀・)

2003.10.W2

 小学1、2年生の醸し出す、無邪気なエロスも良いかと思えば、身体は大人のものへと変貌する兆しを見せ始めた5、6年生の恥じらう姿にエロスも感じるし、その中間の3、4年生もやっぱり捨てがたいと思う苦魔鬼轟丸です。みなさんこんにちは。

 ロリって本当に幅が広いので、ここだというターゲットを絞りこむのがとても大変です。一般的な嗜好で言えば、中学生〜熟女くらいの幅があると考えてもいいんじゃないでしょうか。もちろん、僕は中学生以上は興味ないんですがね(苦笑)

 いやね、今、新しい企画を考えているんですが、ヒロインたちの年齢をどうしようかと思いまして。ネタ的には大人の階段に一歩足を踏み込んだ小学5年生くらいがベストだと思うんですが、それだと「大人すぎる」って人も出てくるだろうし、じゃぁ、小学4年生くらいに設定しようかな、いやいやでもそれだと年齢設定と感情の設定がアンバランスになっちゃうかも……なんてことを悩んでいたりします。

 一番いいのは、年齢をぼかす感じにして、プレイヤーの想像にまかせるというやり方ですが、なんかそれは「ロリを描く」という姿勢としてどうなの? とか思ったりして……。本当に悩みます。

 みなさんは、どの学年に一番魅力を感じますか?


 さて、話はまったく変わりますが、山下章本が復刻されるみたいですね。さっそく申し込んじゃいました(笑)

 山下章さんは、マイコン BASIC マガジンという雑誌で、ゲーム攻略コーナーの担当をしていたライターさん。昔のパソコンゲーム少年のあこがれの存在だったりします。

 さて! そんな山下章本の復刻を記念いたしまして(?)今週はこれをご紹介!

アドベンチャーゲーム ミステリアスハウス(≧▽≦)b

 100円ショップのダイソーでは最近ゲームまで扱い始めたのですが、このミステリアスハウスはそんなダイソーゲームの一作。しかしパッケージからして古き良き時代のアドベンチャーゲームを復活させたような雰囲気。

 そんなわけで何気なく買ってプレイしてみたのですが、これがまた面白いw 正直言うと、結局、クリアできずに攻略サイトとか見ちゃいましたが(苦笑)

 古いアドベンチャーゲームが好きな方は是非チャレンジして欲しい一作でございます。100円だしねw

 それでは、チャレアベ調に(笑)ミステリアスハウスをご紹介で〜す。

ミステリアスハウス

ゲームはここからスタート。どうやら普通の家の玄関のようだ。
でもいきなりワケもワカラズ放り出されるなんて、昔のゲームっぽいよね?

いきなり家に入らずに後ろを向くと、真っ赤なポストがあったゾ。中を調べるとメモを発見!
ナニナニ? 「この家には金塊が隠されています」だって。
どうやら金塊を探すのが目的みたい。

あらためて家の中に入る。フ〜ム、特に変なところなんてない普通の家のようだけど…。

左のドアを開けると…そこは洗面所だった。
アレ? でも奥のトイレのドアが開かないゾ?
ヒントは「開けたら閉める」だ。

廊下の右の部屋に入ってみた。どうやら子ども部屋みたいだ。
おや? 左の箱はなんだろう。
開けるにはあそこをアレしないとダメだよ。
クッションを取ったところにもなにかありそう。

和室の掛け軸をはずしたら、「やすり」を発見!
花瓶の中はカラッポ。台といっしょに固定されてるんだって。フ〜ム、ここにもなにか仕掛けがありそうだね。

キッチンではコップが手に入る。
コップといえば、もちろん水を汲むもの…なんだけど、残念ながら水道は使えないみたい。
でも、唯一、この家で水のあるところがあるゾ。

書斎でパソコンを発見! でもマウスが無くて動かないって。

書斎のカラーボックスを動かしたら、CD-ROMが落ちていた!
だけどパソコンを起動させなくちゃ使えないよ。早くマウスを探さなくちゃ。
あれ? CD-ROMが落ちていたところにさらに穴があるぞ? 奥になにかがあるようだけど…。
取るにはちょっと長めのアイテムが必要だ。

え? この部屋は見たことないって?
そりゃソウダヨ。ここに入るには鍵が必要なんだから。
鍵を持ってない人は、どこかを調べ忘れてるよ。
ここでは、枕と写真立てと定規が手に入る。
定規…? そういえば、あそこの隙間に…。

ジャジャン! あることをしたら和室に階段が出現したゾ!
これはアイテムを持っていれば簡単なトリックだよね。

やった! パソコンを起動させたゾ!
マウスのありかは写真立てがヒントだ。
起動させたパソコンにはなにやらメッセージが…。
ナニナニ? 「子は秋、午後は海兵…」ウ〜ン、意味がわからん。
ちなみに、一行目はあるアイテムのありかを、二行目は金塊のありかを示しているよ。
クリアは目前だ!!

やったぁ! 秘密の部屋の金庫に、ついに金塊を発見!!
これでクリアだ、おめでとう!!

それにしても、見かけは普通だけど変な家だね(笑)

というわけで

 いかがでしたでしょうか? 山下章を知らない人にはまったく面白くないと思いますが(苦笑)

 ただ、昔のコマンド式アドベンチャーゲームを知っている人なら絶対にハマる内容です。いや、マジで。

 というわけで、これを読んだ方はぜひダイソーに行って、すぐさまミステリアスハウスを買いましょう。100円だしさw


また来週〜(・∀・) カポシッ!

2003.10.W1

 10月になって本格的に寒くなりました。小学生のおんにゃのこたちも厚着になって残念至極であります今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしですか? 苦魔鬼轟丸です。

 こんな仕事をしておりますので、エッチシーンのネタだしとかするのも仕事のひとつなんでございますが、一日中、いたいけな少女を頭の中で辱めちゃったり辱められちゃったりしているわけで……頭の中、そんなんでいっぱいです。ええ、下の方も大きくなりっぱなしで、いずれ壊れちゃうんじゃないかと、ちょっと心配w


 さて、先々週に始まりましたゲテモノツアー。と、いいつつ、前回はゲテモノじゃなくてただの高級懐石ツアーになってしまいました。

 今週はもうちょっとゲテモノっぽい物を、というわけで今週はなまずよりはもうちょっとゲテっぽいゲテモノツアー第2回目をお送りいたします。

マムってなんじゃ?

苦魔鬼「というわけで、今週はマムレストラン・亜奈に行きたいと思います」
みそ「マムレストラン? マムってママのこと? 手作り家庭料理のお店とかそーゆー系?」

 「そんな感じ〜」とか適当なことを答えておいて、やってきましたるは東京、鶯谷。

 場所がわからないので、とりあえず電話して聞いてみる。

苦魔鬼「あの〜、すみません。今からそちらでお食事をいただけたらと思うんですが、どのように行けばよいでしょうか?」
おばさん「そうですか、そうしましたら、駅を出ましたら左に行ってください」
苦魔鬼「左ですね」
おばさん「はい。そうしたら、すぐに交番がありますから、そこで訊いてください
苦魔鬼「……ズコッ」

 いや、面白いよ、おばちゃん(笑)

 そんなわけで、交番で場所を訊いて、さっそくその方向へ。

 駅前がいきなりホテル街というちょっと雰囲気の悪い感じの鶯谷をてくてく歩くと、すぐに見えてきたのは「陶陶酒」と書かれたビル。どうやら陶陶酒というお酒を造っている会社の地下にある模様。

苦魔鬼「あ、ほら、見えてきたよ! あそこに、亜奈って書いてある」
みそ「…………」
苦魔鬼「…………」
みそ「マムレストランのマムってまむしのことみそか……_| ̄|○」

 どうやらそういうことらしい(笑)

 前回はちょっとぬるめの「なまず」なんかをお送りしてしまったので、今週はちょっと気合いを入れてまむしにチャレンジしたいと思いますw

マムレストラン亜奈

 さてさて、マムレストランこと、まむし料理のお店、亜奈さんの店内はこんな感じ。

 どんな怪しいお店かと思っておりましたが、意外(失礼)に、小ぎれいでありました。ちょっと古い感じの定食&居酒屋さんといった感じです。

 壁にはマムの会と掲げたご老人方の写真が一面に飾られており、このお店が長く深く愛されていることがうかがい知れます。

 お店の人は、おばあさんとおじいさんのお二人。どうやらこのお二人でずぅっとお店を切り盛りしてきた模様。

おばあさん「うちの主人は上の陶陶酒というところで働いていたんですが、地下が空いたからなにかお店をやってみないか、ということで……まむし料理のお店をはじめたんです。今はもう定年退職してこちらのお店だけなんですけど」

 なるほど、滋養強壮のお酒を造っている下でやるからということで「まむし」ということになったわけですね。しかし、お話を伺っていると「まむし」というものが、少しもゲテモノっぽく思えなくなってきました(苦笑)

 い、いかん! まさか、前回の「なまず」同様、昔の人は当たり前に食べてましたよ? というものなのか?w

 というわけで訊いてみると、

おばあさん「昔は、結核なんかの病気をしたときに、精をつけるということでよく食べてたようですよ」

 ……案の定ですた(´・ω・`)

 いや〜、ゲテモノって本当に難しい。僕らが普段口にしないからゲテモノと思っていても、昔の人にとってみれば当たり前の食材だったりするんですねぇ。

 この分でいったら、本物のゲテに出会うのはいつになることやら、とほ〜。

マムシ初めての邂逅

 そのとき、ちょっとがっかりムードだった僕たちに、おばあさんはにっこりとほほえむと、一言。

おばあさん「お写真取るのでしたら、マムシの写真もお撮りになります?」
苦魔鬼「え? いいんですか?」

 やはりこれから自分たちの胃に入れるものの姿を一目見ておきたい。

 そんなわけで、おばあさんに案内されて、僕とみそは厨房へ。

おばあさん「ここにマムシが入ってます」

 目の前にはちょっと大きめの黒い籠がひとつ。魚を入れる籠を魚籠(びく)と言ったりしますが、蛇を入れる籠はなんと言うのかしら?

おばあさん「それじゃ、開けますね」

 ドキドキする僕たちの目の前で、トイレのドアを開けるくらいの気軽さでフタをはずすおばあさん。

 すると……。

苦魔鬼&みそ「キャーーーッ! へび〜〜!!(; ゜Д゜)」

 てっきり、2、3匹くらいのものかと思っていたんですが、籠の中にはいっぱいのへびへびへび!

 まだら模様のイヤ〜なガラをしたマムシ君たちが、にょろにょろにょろにょろと、せわしなくうごめいて……・゚・(ノД`)・゚・。

 おばあさんは悲鳴を上げる僕たちの前で、マムシを備え付けのハサミで無造作につかまえますと、キュートなほほえみを浮かべて一言。

おばあさん「これをこれからお料理にしますね(はぁと」

 なんですか? なんのプレイですか!?(笑)

 なんだか、シスプリの白雪に、

「にいさま、姫のスペシャルまむしメニュー、召し上がれですの。ウフン♥」

 なんてことを言われた兄様のような、そんな気持ち(苦笑)

みそ「かまれたりしないみそ?」
おばあさん「うちの主人なんか、もう3回もかまれてますよ」
苦魔鬼&みそ「…………」

 命がけのスペシャルメニューでございます(笑)


 しかし、命をかけてお客様をおもてなしする心には、感服します。

まむし料理

 そんなわけで、気分が盛り上がってきたところで、さっそくまむし料理コースの開始です。

 まずはお通しの「松の実」。硬いかなと思いましたが、案外やわらかくコクがある。ちょっとくるみに似てるかも。

 続きましては、まむしの生き血の陶陶酒割り。赤い色が不気味です。

 お味はほとんどワイン。とっても甘くまろやかで、結構おいしい。

 お次は、玄米スープ。どろっとしたとても粘りのあるスープです。

 でもね、これが美味いんだよw みそおでんと2人、じゅるじゅるといかせていただきました。

 松の実といい、玄米スープといい、ちょっとめずらしい健康食っぽいですね。

 さて、前菜を軽く仕上げますと、ついにやってきました! まむしの登場です!

 あわれ、マムシ君はこんなお姿に(苦笑) もはや骨と皮だけw

 まむしの干物でございます。これを豪快に(?)かぶりついて、パリパリと食べる。

 味はほとんどなし(笑) そりゃそうですね。

 さてさて、では、肝心のお肉は……? そう思っておりますと、さっそくやってきました。

 まむしのハンバーグと、まむしのフライです。

 おばあさんいわく、まむしをミンチにして小麦粉といっしょに練って、焼いたのがハンバーグ、揚げたのがフライとのこと。

 なんだかほとんど原型をとどめておりませんが、まむし自体にほとんど身がありませんからいたしかたありますまい。

 で、肝心のお味は、というと……。

苦魔鬼「むしゃむしゃ……」
みそ「むしゃむしゃ……」
苦魔鬼「…………」
みそ「…………」
苦魔鬼「……美味いね( ・ω・)」
みそ「うん……( ・ω・)」

 すみません、みなさん。今週こそはゲテモノで「うげ〜! あひぃ!」な内容をお伝えできるかと思いましたが、普通に美味かったです(´・ω・`)

 普通に食べて、普通に堪能してしまいました(ぉ

 さっきヘビ見たときは「きたきたきたーっ!」という感じだったんですが、食べると普通です。普通においしいお料理です(苦笑)

 ああ、ゲテモノって難しいなぁ……。

亜奈秘宝館

 さて、普通においしいまむし料理をいただいた後は、まったりとお店に飾られているものを眺めたりしました。

 まずは力道山のサイン。このお店がとても長く操業されていることを伺わせる一品です。

 他にも竹下登の色紙や、長渕剛の色紙なども。有名人があたりまえに訪れる由緒あるお店なのです。

 そしてさらに天狗のお面。この辺からちょっと下品になってきます(苦笑)

 なんでもお客さんのおみやげらしい。まぁ、まむしで精力つくからってことですかね。

 そしてその天狗のお面の裏に隠されるようにして飾られていたのは、春画。もちろん無修正(写真では修正入れてありますw)

 やっぱりこれもお客さんのおみやげらしい。

おばあさん「お客様にいただいたものだから、飾らないわけにもいかないし……けど、ねぇ……」

 と、おばあさんはちょっと困ったような顔をしておりました(苦笑)

 女の子にエロ系のプレゼントをしてはいけません! たとえ何歳になっても女の人は乙女なのですからw

 そして最後は、とても御利益のありそうな(?)、少女の裸婦絵画でございます。なんでも、イタリアの13歳少女がモデルとのこと。

 なんというか、まむしの力なのか、やけにハァハァしてきますね(コラ)

というわけで

 ゲテモノツアー第2弾は、まむし料理の巻でございましたが、いかがでしたでしょうか?

 やっぱり僕らにとってはゲテモノっぽいものも、昔の人なんかにとっては当たり前の食べ物のようで、なかなかゲテモノらしいゲテモノにたどり着くことはできません。

 もしかして、ゲテモノって存在しないんじゃないかしら???

 そんなことを思いつつ、また次のゲテモノを求めて、苦魔鬼とみそは旅立つのでありました。

みそ「な、なんだか、身体がやけにぽかぽかするみそ〜」
苦魔鬼「う、うん……なんかすごく暑い〜」

 滋養強壮の効果はどうやらばっちりの模様ですw

また来週〜(・∀・)



苦魔鬼に訊いてみたいことがありましたら、ここから送信してください。
お答えできる内容なら、できるだけ日記の中でお答えしますんで。